奈良の本物を、結ぶ。
奈良の薬草、それを育てる農家、受け継がれてきた職人の技、そして料理人。
この土地の素材と人と技を結び、暮らしのなかへ届けています。
【信頼の証】
にっぽんの宝物プロジェクト 全国大会 グランプリ受賞
大阪・関西万博 奈良県ブース 出展
大阪のレストラン「SOA」にて素材採用
結月の代表は、自らを「作り手」とは呼ばない。
担っているのは、奈良の薬草、それを育てる農家、受け継がれてきた職人の技、そして食を究める料理人たち。本来であれば交わることのなかったそれぞれを、静かに結びつける役割である。
ひとつの素材、ひとつの技だけでは生まれなかったものを、人と人との間に立つことで形にしていく。
奈良の素材と人、そして技をつなぐ結節点でありたい。
その願いが、すべての仕事の根にある。
その歩みは、ひとつの問いから始まった。
かつて製薬会社に勤めていた頃には、見えていなかったものがある。
現代医療とは異なる、もうひとつの健やかさのかたちである。
2020年、桑の根の皮――桑白皮に心を惹かれた。
なぜこの植物は、古くから人々の暮らしに寄り添い続けてきたのだろうか。
その問いを追いかけるうちに、奈良で千四百年以上受け継がれてきた薬草文化へと導かれていった。
薬草は単なる素材ではなかった。
土地の風土や人々の知恵、そして暮らしの歴史そのものが息づいていた。
この歩みは、決してひとりでは築けなかった。
2021年、奈良の薬草園を管理するひとりの女性と出会う。
もしその出会いがなければ、結月が最初に世へ送り出したヤマモモ茶は生まれていなかっただろう。
植物と向き合う日々のなかで知ったのは、本当の学びは机上ではなく、土や葉に触れる手のなかにあるということだった。
同じ年の暮れには、江戸時代から続く生薬問屋との縁も結ばれた。
その出会いは、自ら薬草を育てるきっかけとなり、今もなお大きな支えとなっている。
翌2022年には、吉野の木と向き合う木工職人「工房きえん」、山椒を育てる農家「さんちゅう」と出会う。
三者は手を取り合い、奈良産の薬草を吉野杉のすり鉢で挽く、これまでにない七味づくり体験を生み出した。
その関係は、一度きりのものではない。
出会いから四年を経た今も、ともに体験の場をつくり続けている。
互いの仕事への敬意と信頼。
それこそが、結月のものづくりを支える土台である。
大切にしている言葉がある。
「身土不二」。
人は、その人が暮らす土地から離れて生きることはできない。
その土地で育まれたものが、その土地に生きる人を養う。
そんな古くからの知恵である。
だからこそ結月は、奈良の素材にこだわり、奈良の農家や職人とともに歩むことを選んできた。
華やかさを誇示するのではなく、土地に根ざした本物を届けること。
受け継がれてきた知恵や技を、次の世代へつないでいくこと。
そして、人と人との出会いから生まれる価値を育て続けること。
結月はこれからも、奈良の素材と人、そして技を結ぶ結節点として、この土地の豊かさを静かに伝えていく。
この一品に、結月のものづくりのすべてが込められている。
遠くから取り寄せた珍しいものではなく、この土地の風土が育てたものを、この土地で形にする。
身土不二——人と土地は切り離せないという古くからの知恵。
大和七味は、その思想を素材そのもので体現している。
大和七味は、七種の素材で奈良の風土を描く。
大和当帰の葉、キハダの葉、大和橘の葉、大和橘の陳皮、ニッケイ、完熟した山椒、そして唐辛子。
そのすべてが奈良の地で育まれたものである。
大和当帰も、大和橘も、奈良の名を冠する植物。
古くからこの地に根づき、人々の暮らしとともにあった薬草が、ひと振りの香りのなかに息づいている。
香りを引き出す道具もまた、奈良の手仕事である。
七味を挽くすり鉢は、吉野の木工職人「工房きえん」の手によるもの。
杉の年輪を巧みに活かし、すり鉢の内側に薬草を挽くための凹凸を生み出している。
木という素材で薬草を挽く。
その難題に職人は向き合った。
職人が技を尽くして形にした、ここにしかない道具である。
普段は箸や寿司桶を手がける職人にとって、すり鉢づくりは新たな挑戦だった。
その挑戦が、奈良の素材と技を一つに結んでいる。
素材を結ぶ縁は、ときに思いがけない場所へとつながっていく。
ある冬、一軒のレストランのシェフから問い合わせが届いた。
「もみの木は手に入りますか」
クリスマスのための一本である。
心当たりを何人もの人に尋ねてまわるうち、ある山椒農家さんから一つの情報がもたらされた。
「近くの山の上に生えているのが、そうかもしれない」
送られてきた写真を、薬草園に手伝いに来ている木に詳しい人に見てもらうと、
「90%以上、もみの木だと思う」
と背中を押してもらった。
そうと決まれば、現地へ向かうほかない。
軽トラックで、道なき道を進む。
ちょっとしたアトラクションのような道のりだった。
たどり着いた木の葉を撮影し、改めて確認してもらい、お墨付きを得て採取する。
一本のもみの木は、こうして無事にシェフのもとへ届けられた。
一本の問い合わせが、農家を、木に詳しい人を、山の上の一本の木をつないでいく。
結月が大切にしているのは、商品そのものではない。
人と人が結ばれ、人と土地が結ばれ、その先に新しい価値が生まれていくこと。
その営みこそが、結月のものづくりである。
奈良の薬草と吉野杉が織りなす、自分だけの大和七味。
五感で味わう、一期一会の香りの体験。
七味唐辛子は、江戸時代の初め、薬種商が唐辛子に薬草や種子、柑橘の皮を加え、健やかさと美味しさを兼ね備えた調合として生まれたことに始まる。
やがて各地で独自の七味が生まれ、それぞれの土地の文化を今に伝えてきた。ただ辛さを求めるのではなく、自然の香りを調合する。それが、本来の七味の姿である。
結月の大和七味づくりは、その原点に立ち返る体験である。
奈良の薬草を、吉野杉のすり鉢へ。
すりこぎを手に、ひとつひとつ挽いていく。立ちのぼる香りを確かめながら、次の素材を加えていく。
用意するのは、すべて奈良産の薬草や香りの素材、およそ十五種類。
完熟した山椒で重厚な土台をつくり、葉の薬草で香りに奥行きを与え、柑橘で爽やかなトップノートを立ち上げる。唐辛子が香り全体を引き締める。
どの素材を、どれだけ重ねるか——選ぶのは、あなた自身である。
同じ配合は、二つとない。
その日の気分で、好みで、香りは無限に変化する。
だからこそ、一期一会。
挽きたての香りに包まれるひとときは、五感で奈良を味わう時間となる。
香りと向き合う時間は人それぞれ。三十分ほどで仕上げる方もいれば、一時間近くかけてじっくり調合する方もいる。
急かされることのない、自分だけの時間である。
老若男女を問わず、どなたでも楽しんでいただける。
特別な知識も、経験もいらない。
ただ香りに心を澄ませ、自分の感覚を頼りに選ぶだけでよい。
この体験には、奈良の手仕事が静かに寄り添っている。
吉野の木工職人が手がけたすり鉢。
奈良の地が育てた、およそ十五種の薬草。
その一つひとつの背景を伝えながら、結月の代表が体験を案内する。
素材の向こうにいる人々の存在を感じながら、香りを重ねていく。
それが、結月の大和七味づくりである。
現在、大和七味づくり体験はご依頼に応じて開催している。
奈良の地はもちろん、ご依頼があれば他府県へも伺う。
少人数で、じっくりと。
香りと向き合う静かな時間を、その土地へ届けている。
奈良の薬草と吉野杉、そして人の手から生まれる香りの文化を伝えるために。
結月は、体験だけでなく、日々の暮らしに寄り添う品々も届けている。
そのどれもが、奈良の素材と、この土地に根づいた手仕事から生まれたもの。
結月は、優れた作り手や老舗とともに、奈良の恵みを暮らしのなかへと届けている。
奈良産の薬草だけでつくった、結月オリジナルの七味である。
大和当帰の葉、キハダの葉、大和橘の葉と陳皮、ニッケイ、完熟した山椒、唐辛子。
七種の素材は、すべて奈良の地で育まれたもの。
辛さを加えるためではなく、香りを重ねるための七味。
料理にひと振りすれば、いつもの食卓に奈良の風土がふわりと立ちのぼる。
レシピは結月の代表が考案したオリジナル。
製造は、奈良・西吉野で長年有機農業に取り組む生産者のもとで行われている。
内容量 8g/価格 1,100円(税込)
詳しく見る →一日の終わりに、和漢の香りに包まれる時間を。
「結の香」は、江戸時代から続く奈良・桜井の老舗生薬問屋がつくる、本格的な薬湯入浴剤である。
用いるのは、厳選された生薬のみ。
湯気とともに和漢の香りがゆっくりと広がり、心と身体をやさしくほどいていく。
数百年にわたり生薬と向き合ってきた老舗問屋の知恵が、ひと包みに込められている。
内容量 30g×3包/価格 1,800円(税込)/医薬部外品
詳しく見る →新しい年を寿ぐお屠蘇の文化を、現代の暮らしのなかへ。
屠蘇散は、山椒、桔梗、桂皮、浜防風、丁子、陳皮、オケラを合わせた、昔ながらの和漢の処方である。
製造は、「結の香」と同じ奈良・桜井の老舗生薬問屋。
古くはお正月にお屠蘇として親しまれてきたが、その楽しみ方はひとつではない。
お湯に浸せばスパイスティーやチャイとして、清酒やみりんに浸せばお屠蘇として。
季節を問わず、暮らしのなかで気軽に和漢の香りを楽しめる。
内容量 1.8g×3包 価格 1,000円(税込)
詳しく見る → 準備中(ページ完成後にリンクを追加)それぞれの品には、奈良の風土と、受け継がれてきた手仕事の物語が息づいている。
詳しくは、結月の公式サイトをご覧ください。
結月の歩みは、各地での評価と、たしかな出会いに支えられてきた。
2023年、「にっぽんの宝物プロジェクト」全国大会においてグランプリを受賞。
全国の生産者や作り手が集うなかで、奈良の素材と手仕事が高く評価された。
2025年、大阪・関西万博 奈良県ブースに出展。
国営平城宮跡で開催される「平城のとよほき」、奈良県主催の「クラフトエキスポ」「ほどける漢方市」、宇陀市の薬草フェスティバルなど、奈良の風土に根ざした場へ、たびたび出店を重ねてきた。
訪れる人々が薬草の香りに触れ、自らの手で七味を挽く。
その時間を、各地で届けている。
大阪のレストラン「SOA」では、結月の奈良産素材が料理の一部として用いられている。
味と香りに向き合うプロの現場で、奈良の素材が静かに息づいている。
大阪大学での講義に、薬草園の一員として登壇。
薬草とその文化を、次の世代へ伝える機会にも携わっている。
ある製薬会社の障がい者雇用の取り組みを、薬草栽培のプロジェクトとして形にする。
その実現にも携わった。
畑を持つ人と、生薬・薬草のプロフェッショナルを結び、人と土地、人と技がつながる場をつくり出している。
ここにも、「結ぶ」という結月の役割が息づいている。
畑で育まれた薬草が、人の手を渡り、食卓へ届く。
その過程には、多くの人との出会いがある。
奈良の素材は、こうして人と人を結び、土地と暮らしを結びながら、静かに広がり続けている。
結月は、奈良の素材・人・技を結ぶ存在として、薬草の香り、手仕事の品、そして体験を届けています。
気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
奈良産の薬草から、自分だけの大和七味をつくる。
老若男女を問わず、薬草の香りに包まれるひとときを。
ご依頼に応じて開催しており、奈良はもちろん、他府県へもうかがいます。
奈良の本物を、結ぶ。
その歩みは、これからも続いていきます。